スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
ドキドキし過ぎてヤバイけど、早めに答えなければ湖柚が更に不安がってしまう。


目を細め、穏やかな声で褒めると、湖柚のチークを塗られた頬がもっと赤く染まった。


「ホ、ホントに……?」


「ああ。ウソなんかつかねぇよ。超カワイイ」


「私達も大変やりがいがありましたわ。大変お似合いでございますよ、風家様っ!」


気のせいじゃなければ、湖柚のヘアアレンジやメイクを担当してくれた女性店員達までテンションが上がっている。


鞠目と猫野に至っては、来日したハリウッドスターを出迎える追っかけの如く写メを取りまくっていた。
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