スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
只今湖柚は、和果と鞠目と猫野に囲まれて、男だったら正にハーレムの様な状態。


さっきから女子3人ばっかり湖柚独占しやがって、ムカムカが止まらない。


キッ!と睨みつけると、和果達はニヤニヤしながら湖柚から離れる。


「村星君……」


改めて湖柚をよく見てみると、本当にどこかのお嬢様と言われても疑わない位見違えて見えた。


「湖柚、どうだ?プロにメイクやヘアアレンジされて」


「や……ビックリしたけど、なんか………ちょっと嬉しいな……///」


そう呟く湖柚の口元は僅かに上がっていて、オレはその事に心底ホッとした。
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