スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
こうされて喜ぶって事は、湖柚にとって大きな一歩。


“私には似合わない”とか“着替えたい……”とかマイナスな事われなくって、本当に安心した。


って、事で………早速次の段階に行くか。


「湖柚。お前明日からメガネかけないで学校来い」


ズバッと告げると、ワンピースの裾を持ち上げて足元を見ていた湖柚の動きがピタリと停止。


そして凄い勢いでオレの方に顔を上げた。


「なっ、なんで!?なんでメガネ外さなきゃいけないの!?」


「お前元々目そんなに悪くないんだし……“変わりたい”んだろう?」


「…………っ!」
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