スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
★腹が立っても★ 《Side -Yoshihito-》
湖柚がメガネを取り、素顔のままで登校して来てから8日後。
「あ、あのさ、風家いるかな……?」
今日もまた、ここ最近見慣れた出来事が起こっていた。
「ハイ……何ですか?」
皆が弁当を食い終わり、残りの昼休みを思い思いに過ごしていた時……湖柚が隣のクラスの男に呼び出された。
「えっと、話があるから、ちょっと一緒に来てくんね?」
「えっ……分、分かりました……己園、七智、ちょっと私出てくるね」
「「行ってらっしゃぁ~~~い」」
湖柚がその男と共に姿を消した後、鞠目と猫野が顔を見合わせて頷き合う。
「あ、あのさ、風家いるかな……?」
今日もまた、ここ最近見慣れた出来事が起こっていた。
「ハイ……何ですか?」
皆が弁当を食い終わり、残りの昼休みを思い思いに過ごしていた時……湖柚が隣のクラスの男に呼び出された。
「えっと、話があるから、ちょっと一緒に来てくんね?」
「えっ……分、分かりました……己園、七智、ちょっと私出てくるね」
「「行ってらっしゃぁ~~~い」」
湖柚がその男と共に姿を消した後、鞠目と猫野が顔を見合わせて頷き合う。