スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
片手所か、両手でも足りねぇよシュウ。
のん気に青空を羽ばたいているカラスを睨みつけながら答えると、甲斐が口元をヒクつかせた。
「きちんと覚えてるのかよ、喜仁……お前どんだけだよ」
「別に………命知らずのヤロー共の顔と名前、インプットしときゃなきゃいけねぇからな」
先程甲斐がサラリと言ったが、湖柚はメガネに髪の毛を結んだ少し地味っポイスタイルから美少女スタイルで学校に来た日から、急激にモテ始めた。
オレ等の学年からあっという間に美少女の話は広まって、2年生や3年生の先輩達まで湖柚に告白するレベルまで。
のん気に青空を羽ばたいているカラスを睨みつけながら答えると、甲斐が口元をヒクつかせた。
「きちんと覚えてるのかよ、喜仁……お前どんだけだよ」
「別に………命知らずのヤロー共の顔と名前、インプットしときゃなきゃいけねぇからな」
先程甲斐がサラリと言ったが、湖柚はメガネに髪の毛を結んだ少し地味っポイスタイルから美少女スタイルで学校に来た日から、急激にモテ始めた。
オレ等の学年からあっという間に美少女の話は広まって、2年生や3年生の先輩達まで湖柚に告白するレベルまで。