スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
ずっと鞠目と猫野しか信じられなかった湖柚の心の中に、オレが入って、クラスメイト達が入って。


オマケに甲斐とシュウも入って、湖柚は段々と今時の女子高生に近づきつつある。


本音を言うと、カワイイ湖柚も純粋な湖柚も、全てを独占したかった自分がいる。


だけどそれ等全部を抑えてまで、守って助けてやりたかった。


それは……オレが……湖柚を――――…


「ナンパとかされなかったか?」


「ええ~~?誰も私なんかナンパしないよーーー?」


「………無防備」


ああ……


純粋過ぎるのも、困ったもんだな…………
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