スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
「じゃあね村星君、また明日!」


「おお、じゃあな」


それから暫く湖柚と話したりイブとクリスと遊んだりしていたオレは、自宅に帰る湖柚と愛犬に向かって手を振っていた。


「クゥ~~ン」


「ハイハイ、暑いのねイブ。早く帰って水遊びしようね」


優しくイブに話しかける湖柚を見たら、将来いい母親になりそうな気がするオレはおかしいのか。


「よし、クリスオレ等も帰るぞ」


「ワンッ!」


オレも自身の愛犬に声をかけてから、足を進め始めた。


もう7月になったせいで、日射しがギラギラ照りつけて汗が止まらない。
< 233 / 403 >

この作品をシェア

pagetop