スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
†第4章† 再度の歪み

☆キラキラ想い人☆ 《Side -Koyuzu-》

「お疲れ様湖柚。残念だったわね」


「うん……にしてもあ、暑い………」


「その内暑さで体育館爆発するんじゃない?」


「七智……的場君が言いそうなセリフ、サラリと言わないでよ」


7月も中旬に入り、毎日お日様サンサンで洗濯物がよく乾くこの頃。


私と己園と七智は、体育館で体育の授業を受けていた。


「己園、七智、私水飲みに行って来るね」


「了解。早く戻ってきなよ?」


授業内容はバスケットで、ついさっきまで試合をしていた私は全身がサウナに入ったかの様に内側から熱い。


「絶対勝つぞーーーっ!!」
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