スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
走り過ぎてカラカラの喉から出る咳が止まらない。
どうにかこうにか息を整えて鍵を閉め、個室の壁に背中を預けた。
ツゥ…っと流れ落ちる汗を拭っていると、バタバタと足音が女子トイレの外から微かに聞こえる。
「あっ、先輩!オレと同じクラスの風家 湖柚見ませんでしたか!?」
「へっ?風家 湖柚って実は超カワイかったって有名になったあの茶髪の子?見てねぇけど?」
「そうですか……あの、もし見つけたらケータイで教えて下さい!そんで出来れば湖柚足止めしといて下さい!失礼しますっ!!」
「オ、オイ、喜仁………!?」
どうにかこうにか息を整えて鍵を閉め、個室の壁に背中を預けた。
ツゥ…っと流れ落ちる汗を拭っていると、バタバタと足音が女子トイレの外から微かに聞こえる。
「あっ、先輩!オレと同じクラスの風家 湖柚見ませんでしたか!?」
「へっ?風家 湖柚って実は超カワイかったって有名になったあの茶髪の子?見てねぇけど?」
「そうですか……あの、もし見つけたらケータイで教えて下さい!そんで出来れば湖柚足止めしといて下さい!失礼しますっ!!」
「オ、オイ、喜仁………!?」