スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
俯いて視界にクツの爪先と床しか入れない様にしていると、村星君の硬さを含んだ声が私の鼓膜を刺激した。
「和果が婚約者って事、黙ってて悪かった……言おうと思ってたんだけど………」
「別に………言う必要性なんて無いよ。だって私、村星君の彼女でも何でもないもん………」
自分で言っといて、自分の言葉が鋭い槍となって胸に突き刺さった。
そうだよ…私、村星君の彼女じゃないのに、なんて態度とっちゃってるんだろう。
村星君にとって私はただのクラスメイトなのに、こんなリアクションされたら、かなり感じが悪いじゃない。
「和果が婚約者って事、黙ってて悪かった……言おうと思ってたんだけど………」
「別に………言う必要性なんて無いよ。だって私、村星君の彼女でも何でもないもん………」
自分で言っといて、自分の言葉が鋭い槍となって胸に突き刺さった。
そうだよ…私、村星君の彼女じゃないのに、なんて態度とっちゃってるんだろう。
村星君にとって私はただのクラスメイトなのに、こんなリアクションされたら、かなり感じが悪いじゃない。