スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
整った顔をハッキリクッキリしかめ、呆れ果てる湖柚の頭を軽くナデナデ。


「ねぇ、この騒ぎ何の騒ぎよ?」


「なんで皆、こんなにザワザワしてんの?」


“バカァ~~~!!”とか何とか呻いて湖柚が机に突っ伏すと同時に、鞠目と猫野が教室に戻って来た。


どうやら2人はトイレにでも行ってたのか、今までのやり取りは一切見ていなかった様子。


「さ・て・と………今言った通り湖柚はもうオレのものなんだから、この事に関して湖柚に何かしたヤツは――――…男だろうが女だろうが、一切遠慮せずにブッた切るから、覚悟しておくように」
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