スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
でも…なんであの時、村星君手伝ってくれたんだろう……?


女嫌いなのに………そんなに私危なっかしく見えたのかな?


「ホライブ、取っておいでーー」


素朴な疑問を浮かべながら、もう1度ボールを放り投げた。


その時、ガサガサ…という謎の音がして、そっちを向く私。


「えっ……!?」


原っぱの近くの茂みから何か小さな黒い影が飛び出て来たと思ったら、その影は猛スピードでこっちにやって来て………


――――ガブッ!


なんと私が放り投げたボールを、ジャンピングキャッチしてしまったのだ。


「キャン!キャン!」
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