スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
グルグルと頭の中を様々な考えが支配していると、ポツリと呟く村星君。


ビクッ!と肩を上げた私を見て、「やっぱりな」と続けた。


「どうりでオレと話してると、ビクビク落ちつかなくなったり、顔青ざめさせたりするハズだわな。お前が男嫌いだなんて知らなかったよ」


「あっ、違うんです村星君。私男の子嫌いって言うより……苦手で………」


「“嫌い”じゃなくて“苦手”でも、男に対して遠ざけたいって気持ちがあるのは同じだろ?今までタメ口だったのに、我に返ったら敬語に逆戻りしてるじゃねぇか」


あ…言われてみたら、そうだ……
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