スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
ああ……なんかオレ、変だ。


なんで風家相手だと、こうも気楽にいけるんだろう。


もしかして女嫌い治った?……いやいや、今日もクラスの女子の黄色い声煩わしく感じたし、それは無い。


「クックッ……悪かったって風家。ホラ、イブ心配してるぞ」


「もう……村星君ってイジられるよりイジる方が大好きって人間でしょう?」


「バレた?確かにオレ、甲斐やシュウに、ドSだって言われる」


フンフン地面のニオイを嗅いでいたイブを持ち上げて言うと、風家はようやくこっちを見た。


その時………


「あっ…イタッ」


「どした!?」
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