スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
ちょっと待て………オレ今まで風家と話してたんだよな……?


だから今オレの目の前にいるのは、歴とした風家 湖柚なんだよな………?


「村星君?」


心配してたと思ったらさっきの風家みたいに動かなくなったオレを変に思ったのか、風家が首を傾げてオレの名前を呼ぶ。


それにも返事が出来ない位、オレの中に衝撃が走っていた。


「風家…お前、風家だよな?」


「そう……だけど……?」


――――…マジかよっ!?


目の前の風家はメガネを取ったまま顔を上げたのだが、その顔は驚く程メガネありバージョンとは違っていた。
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