スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
ハッ!と何かに気づいた様なリアクションをしたと思ったら、グルンッと背中を向かれてしまった。


えっ?なんで?


「風家?なんで後ろ向くんだよ?」


ソッと後ろから顔を覗き込もうとするが、彼女は「見ないで!」と鋭く言い放つ。


「見ないで……お願い、笑わないで……」


「えっ?オレ笑ったりしてねぇよ?雰囲気変わるって言ったのも、凄い美少女だなって………」


「私は美少女なんかじゃない!そんなお世辞いらないよっ!!」


ガタガタ震えて涙目になっている風家に、かける言葉を見失ってしまった。


コレ、前にもあった……
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