生意気な後輩とドSな先輩と優しい幼なじみ
ス*キ Ⅰ
華side
「おきっ…、ろよ。…きろっ…よ!!」
ん??誰か私を呼んでる?お母さんかな??眠いんだからもう少し寝かせてよね。
「起きろーっ!!」
目を開けるとよつんばになりながらベッドの上で私を見上げてる幼なじみの遥の姿があった。
「なっ、何してんの!?」
驚いて起きあがろうとすると勢いあまって遥と私の頭はぶつかってしまった。
「いっ、つぁっ…」
もー、遥は普通にそういうことをするから困るよなぁ…遥はお人好しなんだからな。
「あー!!痛いっ…、ごめん遥!!痛くなかった??」
当たった場所をさわりながら遥が倒れ込んだ方を覗き込むと遥は痛そうにしながらも優しく笑ってくれた。
「ううん、大丈夫だよ!!華は大丈夫だった?ほら、おでこ見せて?」