生意気な後輩とドSな先輩と優しい幼なじみ



「笑ってないで止めてよっ!」

私が軽く遥の事を叩くと遥は「ごめんっ」と言いながらずっと笑っている。


「んっもぉー!!」


そんな事を言っていると私達は学校に着き、上履きに履き替えると自分達のクラスに入った。


「はぁー…っ、お兄ちゃんとの朝からのじゃれ合い(?)はキツいな」



自分の席に着きながらため息をはいて机に伸びーっとうつ伏せになった。



「どないしたんや?また、お兄ちゃんにいじられとったんか?」



「…ん?せやて、ほんまにうちも疲れるわ…ですか??」



「華、最近関西弁良くなってきたな!!!」



私に話しかけて来たのは関西弁に憧れる私の友達、熊谷 日向様…この子はお兄ちゃんの次に疲れる。



「おやすみっ!」


「ねんといてーな!!大事な大事なお友達がわざわざ話しかけとるゆうのに!!」


< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop