幼なじみは、俺様KING!? ・番外編【完】
だから、気乗りしない様子の乃愛と花火の約束をして、藤城を学校のそばのカフェに呼び出した。


もちろん、この言葉を告げるため。


「藤城王河。
あたしは、アンタのことが好き!」


本当は、こんなタイミングで言いたくなかった。


キラキラの目をして、今までの想いをぶつけたかった。


「こんなこと言うと、アンタに負けたみたいで悔しいから。
絶対言うもんかって思ってたけど……。


大事な親友のために、1番言いたくない言葉を、アンタに伝えることにした」
< 32 / 37 >

この作品をシェア

pagetop