未確認です。
第1章

こうも毎日が規則的すぎると
機械的に動く自分を
遠くの方から見ている自分がいる。
そんな気がする。
もしくはその反対かもしれない。

毎日同じ制服を着て、ただ電車に乗り
特に考え事をすることも無く
目的地へと向かう。

校舎内に入る為に
ICカードをスキャナにかざし、
下駄箱で靴を履き替え教室へと向かう。

教室に入ると何とも言えぬ
心地の悪い空気を感じつつ席に着く。

賑やかに話すグループもあるが
別に気にも留めない。
隣の芝生は青いと言うが
あっちも自分もどうせ腐っている。

自分は中央区唯一の女子校に通い始めて
確信した事がある。
それは皆うわべだけの友達ごっこに
精一杯で、そこに一度でも
亀裂が生じると二度と元には戻らない。
そいつだ。

自分は入学した頃から
そんなくだらない事は
するつもりも無かったし、していない。

今日は土曜日で、4時間授業だ。
先週と同じ様に決まった時間に帰る。


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