総長に恋したお嬢様Ⅱ
はっと我に返って

憐斗君の元に駆け寄る。

「憐斗君…!」

憐斗君は苦しそうに顔を歪めている。

私はさっとあたりを見回して

携帯を手にとって通報した。

「憐斗君、憐斗君!」

何度も呼びかけながら目に涙を溜める。
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