総長に恋したお嬢様Ⅱ
…この光景、絶対忘れない。

私は心の中でそっと誓って

憐斗君の腰に回している手にぎゅっと力を入れた。

暴走が終わって新しい総長が任命され、

私は姫の役割を終えた。

さらわれたりトラブルに遭ったり、

ほんとにいろんなことがあった。

けどやっぱり…高校生活の中で一番の宝物。

私はそっと涙を拭いながら新しい総長に向けて

みんなと一緒に拍手を送った。


ひとしきりかたがついたころ。

「ねえ、みんなで写真撮ろう?」

私の提案にみんな賛成して
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