総長に恋したお嬢様Ⅱ
慌てて席を立って鞄を持った。

「行ってきますっ」

「行ってらっしゃい」

「気をつけてな」

パパ達の声を背に車に飛び乗った。





「せっ、セーフ…」

教室に滑り込んでなんとか間に合った。

「珍しいな、寝坊?」

誠が話しかけてくる。

「そうなの、パパ達と話してたらいつの間にか…」

「あーなるほど」
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