オオカミシェアハウス
住人はまさかのクラスメイト!?
「良い部屋に出会えちゃったな~」
その後、私は一度吉野荘に帰り、吉野さんに次に住む家が決まったことを告げた。
そして、鼻歌を口ずさみつつ、とりあえずの身の回りのものをバッグに詰める。
ベッドやタンスなどの本格的な引っ越しは、桐山さんが手配してくれて、明日行えるらしい。
「私、一生の運を使い果たしちゃったんじゃ…」
そんなことを言うくらいにはあの家を気に入っていた。
「よし、これでいいか!」
少しの着替えと生活に必要な雑貨を詰めた私は、大好きだった吉野さんと吉野荘に令を言ったあと、またシェアハウスへと向かった。