オオカミシェアハウス
でも、よかった。藤澤さんに美味しいって言ってもらえて。
「…アンタ、いつまでも立ってないで座ったら?」
私は安堵のため息を漏らすと、うどんを啜る藤澤さんが席を示す。
…あ、これは仲良くなるチャンスだ…!
と、私は藤澤さんの向かいに座る。
そういえば、ここはいつも桐山さんが座ってる席だなあ、なんて思いながら。
「アンタさあ、なんでここに来たの?」
すると、藤澤さんが話しかけてきてくれた。
よし、話すチャンスがきた!