オオカミシェアハウス






シェアハウスから一番近いのは、電車を乗り継いで1時間ほどのところにあるテーマパーク。


ここに来たのは中学のとき以来だから、結構久しぶりだなあ。


「へえ、ここが遊園地か」


桐山さんが呟く。その瞳は心なしか輝いているような気がする。


「入谷くん、ここ来たことある?」


「去年部活のメンバーで来た」


「藤澤さんはありますか?」


「一回ね」


やっぱり大抵の人は来たことあるよね。





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