【短】Going to the sea
「今、詠歌(エイカ)って名前で
 服つくってんの。」




そう言って笑った瑛斗は昔と変わらない。




「指輪は俺のデザインを知り合いに
 頼んでつくって貰ったんだ。」




「瑛斗・・・ありがと。」




「カエ、俺と婚約してください。」




突然すぎる発言に驚きが隠せない。




今、あたしは超マヌケ顔をしてる。




瑛斗は顔を真っ赤にしている。




「あたしでいいの・・・?」




「お前がいい。」




あたしの持ってた箱から指輪を取って




あたしの指に瑛斗は、はめてくれた。




そしてそっとあたしを引き寄せて、




2度目のキスをした。




誓いのキスをするような




優しいキスを・・・。




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