Bad flowers
唖然としていると、龍円さんがこちらへやって来た。


「さっきは悪かったな。別にイヤミとかじゃねえんだよ…。」


「え…?あ…はい。」


「俺のこと、許す?」


「勿論許すよ?」


「許す?」って、なんか意外。「許さないと殺す」くらい言われてもおかしくないのに。


「そうか…。よかった。」


そう言って龍円さんは私に微笑みかけた。


え…?まるで別人…。


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