Bad flowers
「え…?」


龍円さんの瞳を見ると、吸い込まれそうになる。


「ただの親切心だったらこんな事するかよ。俺はお前だけを一生守りたいだけだ。」


「…本当…?」


「ああ。それに、俺はお前に会う前は、女が大嫌いでなぁ 。
必要以上に関わらねえんだ。
だから、俺でも驚く位、お前が好きだ。」


自然と涙がこぼれ落ちる。


「嫌…なのか…?」


私は首を横に振った。


「私だって…
龍円さんのことが大好き。」







< 34 / 79 >

この作品をシェア

pagetop