Bad flowers
「なんて顔してるの。アタシはここ。」


そこにいたのは、悠だった。


「悠!!あれ、なんか変わったね。」


「ああ、この仮面?それはね…

アタシの正体、"夜の黒ネコ"よ。」


「ええ!!伝説のレディースじゃない!!」


「まあね。しゃべり方とか強さとかは学校ではごまかしてるんだけどね。」


「なるほど。じゃあ無事なのはお前だけか?」


龍円さんがたずねると、悠は後ろを指差した。


「そこに一人いる。」





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