Bad flowers
「いいね~!!夏の風物詩。」


藍は嬉しそうにしている。


「あ…。服…取りに行かなきゃ。」


そういえばこいつ、今着ている服しか持ってないんだった。


「いや、いい。昼間は暇だしお前の浴衣とか服とか買いに行く。」


すると、藍は驚いたように目を見開いた。


「ええ!?駄目だよ!!そんな…。」


「忘れたのか?お前は俺の嫁候補なんだよ。
あと一年経って高校卒業したら俺達は夫婦になる。夫に物買ってもらうなんて普通だろ。」






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