蝶子の夢【完】
第二夢
目を開けると、そこには白が広がっている




「あ、蝶子おねぇちゃん!今日は起きたの?」

頭は動かさず、目だけを声のする方へ向ける

そして少し目を細める

「今日はしんどくないんだね!よかったね!」

かわいいな
今日はなんか体が軽い

ちょっと喋ろうかな……

「………お……べんきょー?えらいね」

声がかすれる

藍佳ちゃんはにっこり笑うと、頷いた

< 16 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop