蝶子の夢【完】
結局、帰りのHRになっても藍佳はまだ今朝の夢の話を根に持っていた。
「あたし、今日日直だからさ!帰ってていいよって言おうと思ったけど、罰として待っといてね!」
「待つよ。藍佳と一緒に帰りたいし。」
絶対だからね!と釘をさされて、藍佳は小学生じゃないんだからー!と叫びながら職員室へ走っていった。
藍佳ほんとーにかわいいなぁ。
私にもあのかわいさの欠片の一つでも持ち合わせてたらな。
「待ってる間何しよ…」
振り返ると教室に夕日が差し込んでいる。
「きれい……」
思わず声に出てしまうくらい綺麗。
こういうの見たかったんだよね…と、ふっと思う。
あれ。見たかったって…いつでも見れるじゃない。
今朝から私、おかしい。
いつも通りの事が特別な夢みたいなことに思えてしまう。
変なの……。
「あたし、今日日直だからさ!帰ってていいよって言おうと思ったけど、罰として待っといてね!」
「待つよ。藍佳と一緒に帰りたいし。」
絶対だからね!と釘をさされて、藍佳は小学生じゃないんだからー!と叫びながら職員室へ走っていった。
藍佳ほんとーにかわいいなぁ。
私にもあのかわいさの欠片の一つでも持ち合わせてたらな。
「待ってる間何しよ…」
振り返ると教室に夕日が差し込んでいる。
「きれい……」
思わず声に出てしまうくらい綺麗。
こういうの見たかったんだよね…と、ふっと思う。
あれ。見たかったって…いつでも見れるじゃない。
今朝から私、おかしい。
いつも通りの事が特別な夢みたいなことに思えてしまう。
変なの……。