蝶子の夢【完】
放課後の教室って、なんで誰もいないのよ。
藍佳と帰ればよかったかも。そんな気分じゃなくても、いつも通り藍佳と帰ればよかった。
なんか……話した方がいいのかな。
窓の外を一旦見て、息をふぅーと吐く。
「ゆ、夕焼けすごいね!明日、天気良くなるのかなぁ!」
わざとらしかったかな。
変にどぎまぎしてしまう。
「そうだね。暖かくなってきたしね。」
夢野くんは窓の外をちらりと見て言った。
か、会話が成立した!
とりあえず安心して私はもう少し続けようとする。
「そうだね。あったかくなってきたよね。春だもんね。もうすぐ、春が来るもんね。」
藍佳と帰ればよかったかも。そんな気分じゃなくても、いつも通り藍佳と帰ればよかった。
なんか……話した方がいいのかな。
窓の外を一旦見て、息をふぅーと吐く。
「ゆ、夕焼けすごいね!明日、天気良くなるのかなぁ!」
わざとらしかったかな。
変にどぎまぎしてしまう。
「そうだね。暖かくなってきたしね。」
夢野くんは窓の外をちらりと見て言った。
か、会話が成立した!
とりあえず安心して私はもう少し続けようとする。
「そうだね。あったかくなってきたよね。春だもんね。もうすぐ、春が来るもんね。」