蝶子の夢【完】
気づけば時計の針は6時29分を、さしていた。
「お母さん!リモコンどこ?!斎藤さん!!!!」
うるさいわねぇって顔をしてソファーの下あたりを指差す。
リモコンのボタンを押すと、軽やかなメロディーが流れた。
「みなさん、おはようございます!」
はぁぁあ!今日もイケメン!
「おはようございます!」
テレビに向かって超笑顔で挨拶する。
……あれ?
「お母さぁん」
今度は何よ、とキッチンから顔を出す。
「私さ、いつからさっきみたいに斎藤さんに向かって挨拶するようになったの?」
「お母さん!リモコンどこ?!斎藤さん!!!!」
うるさいわねぇって顔をしてソファーの下あたりを指差す。
リモコンのボタンを押すと、軽やかなメロディーが流れた。
「みなさん、おはようございます!」
はぁぁあ!今日もイケメン!
「おはようございます!」
テレビに向かって超笑顔で挨拶する。
……あれ?
「お母さぁん」
今度は何よ、とキッチンから顔を出す。
「私さ、いつからさっきみたいに斎藤さんに向かって挨拶するようになったの?」