蝶子の夢【完】

願う




すーっと頬に流れる。

なみだ?


野田さん……しあわせだって笑ってた。


僕は……与えられたのだろうか。

君に夢を……届けられたのだろうか。


彼女の最期の笑顔が綺麗で儚くて…


まるで……僕にしあわせになってというように消える瞬間、一段と目を細めていた。

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