蝶子の夢【完】
そろそろ出ないと。

「あんた、そろそろ出ないと……」

「わかってます!今行こうとしたの!」

わかってるってもう!

いつもいつも、私がやろうとしたことをいちいち言ってきてさ。腹立つ!

……あれ。いつも?いつも言われてるっけ?

……まっいっか…?

私はとりあえず、カバンを持って玄関の扉を開けた。

「行ってきまーす!」
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