No title

「神崎 彗です。宜しくお願いします。」

よくある様な自己紹介を済ませた。

「では、神崎君は窓側のあいている席を使ってください。」

言われるがまま一番後ろの窓側の席に腰をかけた。

「では、今回の報告です・・・」

SSランクは主に勉強などはしなく学園の風紀や政府に力を貸していたりする。
表向きは、風紀委員会とか言われているためこの内容を知っているのは関係者くらいなものだ。
だらだらと長ったらしい教師の報告が終わり今日の割り振りが発表された。
俺は様子見として学園内の見回りだそうだ。

「以上でSHRは終わりです。学園外の役割の人は5分後にシェルターで」

そういい終えて教室を出て行った教師。
役割は二人制で行われるらしく俺のパートナーは月ノ宮 秀【つきのみや しげる】という男だ。

「神崎さんだっけ?」
「そうですけど。」
「僕は月ノ宮秀って言うから秀ってよんで?」

意外と話しかけてくる奴だと思いながらも

「彗でいい。よろしく」

と挨拶をした。
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