No title
決着はあっけなく着いた。
俺は素手を使っただけで思った以上に弱かった。
「何をしているんだ!」
騒ぎを聞きつけたのか教師が訓練場の中にゾロゾロと入ってくる。
教員達は目の前で倒れている大岩を見て治療藩を呼んでいた。
「ほら、言わんこっちゃない。」
大岩を見て言い放った言葉と同時に慧が入ってきた。
「おまっ!何してんだ!?」
「喧嘩売られたから買っただけ。正式ルールでやったわけだしここにいる生徒たちもそいつが勝つと思って止めなかったからな。」
「はぁー」
慧は深いため息をついてから俺を連れて職員室に連行した。