†バー恋†~初めてのクリスマスイヴ~確かな愛
「ごめんっ!!」

 いきなり耳をつんざく様な大きな声で謝っている。

「えっ、何?何を謝ってるの?」

 どのみち、きっと悪い知らせだ。

 翔吾があたしに謝っているんだから。

「何……どうしたの?」

 極めて冷静に言葉を選んで翔吾が話しやすいように聞いた。


「あのさ……12月24日……出張になった……」

「えっ!」

 翔吾の言葉に眩暈がした。
< 4 / 22 >

この作品をシェア

pagetop