地味男君と地味子ちゃん〜二人の秘密〜
[ねぇ、あたしの彼氏とられたんだけど。]



[え、まぢ??うちもだょ...花蓮ちゃんのほうがかわいーとか言って。]




[ないわ〜] [みんな可哀想...] [最悪だょ...]





周りの女子が口々に言う。









そう。ここから友達がいなくなった。

べつに私は色目を使っていた訳ではない。

男子と話すくらいの関係を保っていただけ。


もちろん、自分だって彼氏がいたし、浮気をするような性格でもないから。



周りからは、見た目可愛いという理由で私は遊びまくってるというふうに見られるようにもなっていたのだ。



寄ってくる男子が正直うっとおしかった。











だから!!高校は知り合いがいない所へ行って...

あえて地味にする事にしていた。
そのほうが友達も初めから出来る事はなかったから傷つかないですんだし...楽だった。
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