【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん



「結衣?」


「み…三浦さん自転車に乗れるのかな?乗れなくて庭で練習する姿想像しちゃった」


あははははは



由香里さんも私も涙が出るほど大笑いをした。



しかもバイクならまだしも自転車だ。


そしてなぜかママチャリ。



由香里さんの想像の中にも籠にネギとかいろいろ浮かぶようで


三浦は嫌がるかもねぇなんて言いながらもやけに楽しそう。



「隼は自転車に乗れる?」


「乗れたけどね」


「外で乗ってた?」


「そうね。だけどほとんど車だったわよ」



その時に近くの小学校へは通うことが出来なかった状況を話してくれた。


だから近くに友だちがいなくていつも司と遊んでいたという現実。


「私立に通っている子なんてみんなそんなものよ」


私は家を出て近くの広場へ行けば誰かいた。


それに厳ちゃんともよく遊んだ。


もっと考えると厳ちゃんと2人で遊ぶ事も多かったから


それは隼と司が2人で遊ぶというのとあまり変わらないかもしれない。






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