【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
「そうだ結衣、残念なお知らせがある」
「え?な…何?」
心配になって響さんを見ると
「本当に残念なことに隼にそっくりだ」
「あははははは」
響さんが本当に残念そうな顔で言うからもう可笑しくて可笑しくて
「じゃあ美人じゃない」
「結衣に似た女の子が良かったな」
「そうね。あたしも隼に似てるんじゃがっかり」
「おいっそれ親の言う台詞かよ」
「おやだから言うのよ」
あたしは相当に体力を持て余しているのか個室なのをいいことに
バカみたいに大笑いだ。
「名前決めたの?」
由香里さんの問いかけに隼はひとつ頷いて
「結衣、本当に俺が決めていいんだな?」
「うん。いいよ」
「菫」
「うふふふっ可愛い」