俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
そんなぁ……






徒歩、10分はきつい……







「これで、今日の学校は終わりとなります。気を付けてお帰りください。」









先生の声が、遠くで聞こえ……









「すみれ様、お部屋はどちらですか?」









急に詰め寄ってきた女子三人組。









えっと、こういうときは……









「私くし、まだ見ていないのですわ。お楽しみにしているのです」











私がそう言ったとたん、キャアキャア言い始めた女子三人組。










「失礼します」










と言って、私は教室を出て、自分の家を目指した。
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