俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
私は、そのまま、歩いて行って、人気のない、裏階段に座った。







「ヤッホーっ」







わわっ!









だ、誰っ!









「そんなビックリしないでよーっ」








階段の後ろから、クスクス笑いながら出てきたのは親友の美帆。








本当の私を知っている、たった一人の親友。








「ねえねえ」







美帆は、チャームポイントのショートヘアを揺らしながら、私の顔を覗き込んだ。









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