俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
「爽、その紙取って」





「ん」







入ってきた、もう一人の男子、黒山爽。








無表情で教卓に乗っていた紙の中から、自分達の分を探してそれを抜き取る。








「じゃーね、先生っ」









そして、二人は、そのまま教室を出ていった。
< 8 / 99 >

この作品をシェア

pagetop