乱華SS
「うるっさい!身体の丸みとか、くびれとか、鳴き声とか!!何なの!?このドエロ!!」
これをどう言い逃れできるか、と私は2人の前に仁王立ち。
一瞬ポカーンとしたタク。
そのアホ面ぶっ飛ばしたい。
修は何が可笑しいのかずっと意地の悪い笑みを浮かべたまま。
その余裕たっぷりな態度を崩してやりたい。
…ダメだ。
寝起きなのに叫びすぎて喉痛い。
でもこの屈辱晴らさずにいられるか!
1人は怒りで。
また1人は保けて。
また1人は笑みを耐え。
シーンと静まり返った幹部部屋。
たっぷり5秒は誰も口を開かなかっただろう。
「「ぶぁははははは!」」
そしてそれを破ったのは、私ではなく目の前にいるムカつく2人組。
何がそんかに面白いのか、机をバンバン叩きながら笑う姿にこっちが引くくらいだ。
「…何が可笑しいんだよ」
どんどん低くなっていく声に、イライラが隠せない。
あからさまにブスッとした顔を、その叩きつける机へと向けて
…時が止まるかと思った。