幼き日の約束



「___おい、大丈夫か?」

「え」

ハルの言葉に我に返ると、
ハルが私の顔を覗き込んでいた。

「家、着いたぞ」

ぼーっとしていて、
家の前まできていたことに気づかなかったようだ。

ハルはまた明日な、
そう言って帰って行った。
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