絆
けど、ゆいの気持ちは、どうなるの?
あたしは、ゆいを傷つけるの?
そんな事、あたしに出来る?
そんな事を考えながら、家へついた。
いつものように、らいとの唇があたしの頬に近づく。
あたしはそんならいとを、引き離した。
「ごめん。ちょっと距離おこう?あたし達。考えたい事があるの。」
「うん。わかった。そんな気がしてた。けど、俺が悪いなら言ってくれよ?直すから。別れよとか言うなよ?俺はお前が大好きだから。誰よりも。お前しか、考えられないから。・・・じゃあな。明日から自転車で、学校までこれるか?」
「うん。大丈夫。いつも心配してくれてありがとう。じゃあ」
そして、あたしが玄関に手をかけたら、らいとが、
「連絡、待ってるから。」