絆
「なな、ちょっと相談していい?」
「どうしたの?」
あたしは笑顔で、問い返す。
「らいと先輩の事なんだけど・・・」
早速、本題かよ・・・
少しは、休ませてよ。
と思いつつ、
「うん。」
と言い、聞く体勢に入った。
「明日、バレンタインデーじゃん?だから、告白しようと思うの。だから、家を教えて欲しいんだけど・・・いいかな?」
「もちろん。いいよ。」
そして、らいと&かいとの家を教えた。
ゆいは、あたしの顔を伺いながら言った。
「なな、ありがとね。告白が失敗しても、あたしの側にいてね?」
「もちろんだよ。」
この言葉にウソは、1つもなかった。
「ななは、告白した方がいいと思う?」
「ゆい、恋の答えは、自分が決めた決断を指すんだよ。だから、人に答えを求めるのは、おかしいと思う。」
さっき、かいとに言われた言葉。
ゆいだから、教えてあげる。
ゆいだからだよ。
「あ~そうだよね。うん。じゃあ、自分できめる。」
「うん。」